米テロ事件に対する日本の取るべき道　その2　

私の考えは甘かった　　

米テロ事件に対する日本の取るべき道

と題して、１0月26日に書きました。

簡単にいいますと､｢日本は、戦後処理を長い事かけてやればいい。自衛隊を派遣することはない｣

です。

この考えは、どうやら､《甘かった》ようです。

自衛隊を派遣しても､日本の出る幕ではないと思っていましたが､戦後処理もさせてもらえないようです。

｢サピオ｣という雑誌が、小学館から出ています。始めてでたのかと思いましたら､買い求めました12/19号は通巻２８４号となっています。　タイトルが流血と裏切りの中央アジアとあり、副題に、｢まだまだ知らないイスラム文化｣大全　とありましたのと、写真が、メッカで礼拝するイスラム教の信者の写真に圧倒されて買いました。　読者を　買う気にさせるようには､表紙の写真は大切なものですね。

どうでもいい話でした。

戦後処理には、アメリカは口を出さないといってますが、そんな事は信じられません。きっと、今の形では、イギリスが主導権を握るのでしょう｡其れぐらいの事は私は考えていましたが､そうではないのですね｡フランスも､ドイツも派兵はすると宣言､戦後処理も彼らがするようです。派兵はしないが、盛んに積極的に口を出しているのが､ロシアと中国です。

世界はお人よしばかりで､私の心が貧しいのだとがっかりしていましたら､｢サピオ｣に、｢米中露が仕掛ける資源大戦争　利権の構図｣　という記事があります。

私は単純ですから､なるほど、なるほどと読み進めるうちに、書いてあるとおりだと思うようになります。しかし、いやいや、騙されてはいけないと人を信用しない、いつもの自分に戻って読みますが、やはり、書かれている内容は正しいように思われます。

どの国も､自分の為に､動いている事がよく判ります。

私は､心底、アフガンのために､戦後処理をしてあげたらと考えましたが､そんな甘ちょろい考えは、世界では通用しないのだという事がわかりました。

日本の代表として､外務大臣をはずして、緒方氏を起用するような報道がありましたが､なにを考えているのでしょう｡　政府も甘いですね。国同士の闘いを演じている世界へ、失礼ながら､あのような高齢の方に頼るしか人材がないとは！！！

改めて、日本の対応の考えてみますと、のこのこ出かけていったのでは､日本の希望は何一つ入れられず、お金だけを出すはめになって、今度は誉めてもらって、小泉首相は、ご満悦な顔がテレビで見られることになると思います。

はじめから、お金を出す気であれば、世界の人とは､別に援助を考えればいいと思います。お金を出す気のない国々は、自ずと、日本の考えに従うと思います。

そのときに､始めてリーダーシップを取って、利権の争いをしないですむように解決策をとればいいでしょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成１３年１２月３日