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狂牛病と報道

狂牛病とは、どんな病気かご存知ですか

 

次の記事は、12月19日・読売新聞朝刊の2ページに掲載されたものです。 先ずは、お読みください。

如何でしたか? 76%の人が、評価しないし、70%の人が、お肉を食べなくなったという数字ですから、あなたもきっと、「そうだ」と思われたに違いありません。

私は、国民の8割もの人が、同じ考え方になっている状態は、異常だと思います。(小泉内閣が9割の支持を得ていると報道されたときも思いました)

読売新聞社は、このアンケートをするにあたって、なにを望まれたのでしょうか?外務省たたきがすんで、次のターゲットを農林省にされたのでしょうか?いかに、農林省は無能者の集まりであることをアピールするために、その資料の一つとしてでしょうか?

私がなぜ、このようなへそ曲がりのような考え方をしたかといいますと、この記事には、コメントが全くありません。アンケートをするときは、これといった目的無しには行いません。必ず、目的があります。もし、はじめに、予想していたのと違う結果が出たときは、どうするのでしょうか? 大金を掛けて逆の結果では、何のためのアンケートか判りません。結果を没にするか、都合のいい所だけ取り上げる事になると思います。

コメントをしなかったということは、どういう事でしょうか? データーだけを提示して、後は読者に考えてくださいという事でしょうか?本当は、其れが一番いいことですが、これまでの新聞社ですと、丁寧に,解説をしました。

ということで、意地悪な考えをしました。ついでに、意地悪をつづけますと、私の推理は、結果があまりにも、ひどすぎたのではないか。

これ以上の解説は,しようにも出来なかったのだと思います。割合いいかげんな発表ですが,現在、お肉関係の売り上げは、35%〜50%の減少だと伝えられています。読売新聞のアンケートが正しければ,68%の人が「食べなくなっています」 そうなると、売り上げは,もう少し、減っていてもいいと思います。どちらかの報道が間違っている事になります。

私は,このときこそ,新聞社はコメントしなくてはいけなかったのではないかと思います。

68%の人が,お肉は危険だと思われたのは,どうしてでしょうか? 仮に,報道関係者が一切,報道していなければ,だれ一人,知らないでしょう。知っているのは,農林省と厚生省の人だけでしょう。医師も獣医師も、ごく一部の人しか知らなかったはずです。報道関係者が、76%の国民に,政府は対応が、なっとらんと思わせたことになります。現在の対応が本当に、なってないと思われますか?私はそうは思いませんが・・・。

はじめに書きましたサブタイトルをもう一度書きます。

狂牛病とは、どんな病気かご存知ですか私も全く知りませんでした。インターネットに詳しく書かれています。あまり詳しすぎて、難しいものが多いです。私は,難しいところは専門家に任せるべきだと思います。

新聞は、専門家を馬鹿にしすぎではないでしょうか?国民も新聞からばかり知識を取り入れないで、いろいろのことから判断して,「お肉を食べない人は、40%」ぐらいにならないと、国が潰れるのではと危惧します。

泥縄ですが、私が得た狂牛病を記してみたいと思います。

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(1) 牛海綿状脳症(狂牛病)は、読んでのとおり、牛の脳が海綿状になる病気です。正常の脳を見たことがある人は,,日本人のうち、何人おられるでしょうか? 脳はどのような形をしていて、硬いのか,軟らかいのか? 海綿状とはどんなものか?スポンジ状ともあります。本当のスポンジのようになるのではありません。顕微鏡で見ると細かい穴がいっぱいあいているように見えるだけです。このように考えますと、だれもが全く知らないくせに、知った気になっています。そして、症状は立てなくなってしまうとあります。そして、6ケ月ほどで死亡します。詳しく書きますとキリがありません。最初はイギリスで、1986年に発見されました。

(2) 人の病気に 「クロイツフエルト・ヤコブ病」という病気がある。この病気も狂牛病とおなじような脳症になります。この病気は、80年前から発生しています。

(1)(2)のことから、新型クロイツフエルト・ヤコブ病クロイツフエルト・ヤコブ病の間には関係がありません。

(3)その後、新型クロイツフエルト・ヤコブ病という症状は似ているが、クロイツフエルト・ヤコブ病とは、全く異なる(発症年齢,症状、進行経過、脳波,脳のプリオンのたまり方などにおいて)病気が発見されました。

(4)1996年3月20日、英国政府は、牛海綿状脳症がきわめて稀に,人間にうつり、新型クロイツフエルト・ヤコブ病になって発病する可能性を認めました。

可能性があることを認めただけです

関係が無いと発言している人もいます。詳しい事を知りたい方は,次をクリックして下さい。

狂牛病の正しい知識(池田正行)

http://square.umin.ac.jp/massie-tmd/bse.html

(新型クロイツフエルト・ヤコブ病)は英国では,2000年には、28人、2001年11月時点では、17人です。18万頭の牛海綿状脳症の牛が見つかったイギリスのデーターです。本当に,狂牛病の牛を食べていたら発病するのであれば,もっと多くの人が発病してもいいはずです。

この点だけから考えても,因果関係は、まだわからないのが本当の話ではないでしょうか?こんな論法が通るのであれば,なんでも、原因になる可能性があります。

病気が発見されてから、英国では、2001年9月までに、105人の新型クロイツフエルト・ヤコブ病の患者が発生しました。そのうち、英国は、100人、アイルランドは1人、フランスは4人報告されています。例数が少ないために,まだまだ判らない事だらけと言っていい病気だという事です。

(5)

つぎは、牛海綿状脳症がどうして起きるか?その原因は、肉骨粉という事になっている。それでは、これをどれだけ、何日,食べたら,何パーセント牛が狂牛病になるのか? 判らない事は判らないとして,判断をしたのは,間違っていたと詰め腹をきらされた人がいます。この方が,若し,自殺をすれば、日本で第一号の牛海綿状脳症症候群という事になるでしょう。

因果関係が、正しいという事にします。

仮に,牛海綿状脳症の牛を食べた人が、新型クロイツフエルト・ヤコブ病に感染するリスクは、500万人に1人(Ford氏)であり、落雷にあうリスク(1000万人)よりは、高いが、インフルエンザにかかって死んだり,交通事故でしんだりするリスクよりはるかに小さいと東大の小野寺 節氏は述べています。

米国食品医薬品庁は、英国で牛肉を食べて、新型クロイツフエルト・ヤコブ病になるリスクは、ハンバーガーを100億食食べたときに感染するだろうと推定し,近藤は、英国と,わが国での発生牛海綿状脳症の数から考えて、9000億食の1になるという話なども載せています。

専門家でも判断できない事柄を、数名の新聞記者が、判断して、連日、新聞に報道して,日本人のに、「肉をたべたら、即、新型クロイツフエルト・ヤコブ病」という報道を浴びせた上に、「政府の狂牛病にたいするやり方は,どう思うか」ナド。アンケートを取り,政府はけしからんという論の進め方は,明らかにいきすぎでしょう。

全国に、現在,何人の産業動物の獣医師がおられると思われますか?どの獣医師も、初耳の話でしたでしょう。いかに、早く、獣医師に知識を習得してもらうために,日本獣医師会が連日、会議を開いて、努力しているのは,国民の人はご存知ですか?農林省の人が,声をかければ、新しいことがすぐに、動くと思うほうがどうかしています。日本の畜産会は,共産主義ではありません。

日本獣医師会のホームページ

http://group.lin.go.jp/nichiju/mag/05411/index.htm

 

どれだけの畜産関係の人が、毎日,努力をしておられると思われますか?

牛海綿状脳症(BSE)に関する情報(千葉県)

http://www.pref.chiba.jp/dailylife/news/01/kyougyuu-j.html#naviskip

新聞社は、雪印乳業のときも、O157事件のときも、そして、今回も、農林関係に恨みがあるように,ひつこい攻撃を繰り返しています。戦後、多くの人が築いてきた、酪農・畜産を崩壊させようとしています。ヤコブ病以上に、多くの関係者が倒産し,ノイローゼにもなり,死んでいく人が出ることは,間違いありません。

新聞社の人は,何人死亡したか、報道すべきでしょう。

しかし、その前に,新聞一面を使って、間違った知識をみなさんに与えてしまいましたとお詫びの記事をだし、謝るべきだと思います。毎年、ある産業が新聞社によってなくなるような国はおかしい国です。

 

まとまらない文章で申し訳ありません。長い事お付き合いアリガトウございました。

以下、狂牛病関係のホームページを挙げておきます。丁寧に読んで頂ければ,,新聞社の報道は間違いで, お肉を食べても安全である事が判ります。

もう一つ判る事は,どのホームページも他人からの情報を並べたものばかりです。当てになりません。当然です。日本に、3例の狂牛病しかみつかっていないのですから。専門家といわれる人は,いないことが判ります。

厚生労働省

http://www.mhlw.go.jp/topics/0103/tp0308-1.html 

狂牛病の正しい知識(池田正行)

http://square.umin.ac.jp/massie-tmd/bse.html

牛海綿状脳症関連情報

http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/bse_top.htm

牛海綿状脳症について(農林水産省)

http://www.maff.go.jp/soshiki/seisan/eisei/bse/bse_j.htm

人獣共通感染症連続講座(山内一也)(第41) 5.20.1996

http://www.anex.med.tokushima-u.ac.jp/topics/zoonoses/zoonoses96-41.html

狂牛病情報

http://www.jimin.jp/jimin/info/kyougyu/

報道発表資料(厚生労働省)

http://www.mhlw.go.jp/houdou/

牛海綿状脳症のページ

http://niah.naro.affrc.go.jp/disease/bse/bse-s.html

日本での狂牛病発生についてのQ&A

http://www.co-op.or.jp/jccu/Press_Release/Press_011009_01.htm

狂牛病対策(政府からのお知らせ)

http://www.kantei.go.jp/jp/osirase/kyougyubyou.html

牛海綿状脳症(BSE)に関する情報(千葉県)

http://www.pref.chiba.jp/dailylife/news/01/kyougyuu-j.html#naviskip

どうなる狂牛病

http://business.nifty.com/special/bse/

日本獣医師会

http://group.lin.go.jp/nichiju/mag/05411/index.htm

 

 

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