松下と株式会社

会社はだれの物か

 最近の新聞記事は、頭の悪いものに取ったら、訳がわかりません。いや、頭が悪いのではなく、知識のない者にとってはと言い直したほうがいいかもしれません。

私は憲法やら、商法やら、所謂、法律を読んだことがありません。したがいまして、法律を知らないで生活をしていることになります。 ただ、自動車は運転していますので、道路交通に関する法律は知っているのでしょう。そうでないと、毎日のように、交通違反で注意される事になります。しかし、違反はしたことがありません。

私は大部分の人がそうだと思います。法律を考えなから、走っていたのでは、走れません。誰もが、普通に考えて処理している事になります。

という事で、新聞に書いてある問題事でも、普通に考えれば、さほど間違いは生じないと思うのですが、訳のわからないことが多すぎます。

その中の一つを挙げてみたいと思います。

 

数日前の読売夕刊に、《松下が、リストラを進めるために、8000人の退職者を募集したら、3000人をオーバーして、余分に、資金が300億円多くなった》とありました。

これは、私の記憶違いでしょうか? こんなこと、調べれば直ぐに判る事ですが、調べる気にもなりません。正しいことにして話をすすめます。

これに類する記事は、毎日のように掲載されていますので、ならされてきましたが、確か、松下という会社は、具合が悪くなっても、必ず、社員の首を切る事はしない事で有名であったように思います。その会社がこれだけの大量の社員に辞めてもらわなければならないということは、それだけ、会社の状態が深刻であるという事です。

会社を助ける為に、8000人の人に、協力をお願いしたら、それ以上の3000人が応募してくれたのですから、会社としたら、涙がでるほど嬉しかったことでしょう。

しかし、別の考え方も出来ます。社員は、失礼ながら、ピンからキリまでいます。会社の内容は社員が一番よく知っていますから、これは駄目だと、優秀な社員が応募したとすれば、まだまだ沢山残っておられますが、会社は一層悪くなる事になります。

仮に、能力が優秀普通の方がマンベンに、応募されたとします。会社は、8000人が妥当な人数とはじいたはずです。とすると、3000人オーバーはどのように考えればいいのでしょう。私は、能力がばらばらに辞められたのではこのような事にならないと思います。会社が予想したようになると思います。

あまり確たる根拠はありませんが、辞めてもらったら困る人と、辞めてもらったほうがいい方が辞められたのではないかと思いました。真中の方が残ったのではないかと思います。これは、学校であれば、先生は指導し易いのですが、会社はどうなのでしょうか?

別の考え方も出来ます。

この条件は、随分良かったのではないでしょうか?お金をてんこ盛りにしたので、応募者が多くなったのではないでしょうか?

会社は誰のものでしょうか?株式会社であれば、株主のものではないでしょうか? 勝手に、皆で山分けしていいのでしょうか? これで、株価は下がるでしょう。株主の財産は減ります。配当も無くなります。会社が駄目であれば、給与・ボーナスは減らし、退職金も減らすのが当然だと思います。300億円も、当初の予想と違ったのであれば、社長は責任を取って、会社を辞め、弁償すべきだと思いますが、そんな記事はありませんでした。

長銀と日債銀がつぶれるときに、政府は7〜8兆円をつぎ込んだはずです。つぎ込んだお金を皆で、山分けしたのではないでしょうか? あのときの大金は、どこへ消えたのでしょうか?つぎ込んでも、潰れたのであれば、7〜8兆円は必要なかったはずです。

あのお金は、判断ミスですから、あのときの、判断をした、大蔵省の職員と国会議員は弁償いへすべきだと思いますが、しなくてもいいのですね。?????

青木建設やら、フジタは、銀行から、借金を帳消しにしてもらったのではないでしょうか?まだ、一年も経ちません、青木は潰れました。伸ばした分、社員で、給料を山分けして、負債の金額がこれこれでしたというだけで、済むのでしょうか?社員全員は、一年分の給与ぐらい返すべきではないのでしょうか? フジタは株価が、14円です。こんな会社に材料を貸して、ビルを建ててもらう人などいないはずです。仕事もないのに、フジタの人は、給与だけ貰って、いつまで。会社勤めをするのでしょうか?

私が馬鹿なのでしょうか? 新聞では、大変だ大変だとは、報道していますが、マイナスのお金をみんなで山分けをしても、犯罪にならないのでしょうか?

幸い、私は、松下の株は持っていませんでしたが、フジタは持っています。100分の1になっています。会社はも社員の物ではありません。株主のものです。日本の株式会社は、無茶苦茶なルールになっています。こんな国、誰が認めるでしょうか?

天下の松下が潰れるのは、間違いないでしょう。

日本は、潰れませんが、すぐに、140円の円安に突進です。

そして、得するものと、損するものがあって、プラス・マイナス---ゼロになるのでしょうか?

なんだか よく判りません

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