セクハラとは（１９９９．１２．２1）

　横山ノックがセクハラで辞任するそうです。セクハラと言うより、痴漢行為そのものじゃないか(^_^;)

　セクハラという言葉は定着しましたが、どの範囲をセクハラと呼ぶのかは曖昧な気がします。性差別、性的嫌がらせと言うことでしょうが、段々拡大解釈していくと、水戸黄門の印篭になってしまいます。問答無用、お前が悪いという権威主義ですね。私は傷ついた、だからセクハラだと言い張る女性は人を傷つけた事がないのでしょうか？

　僕ならセクハラを３種類に分けます。接触行為、強要行為、侮辱行為です。これが、ミスコンテストがどうの、ポスターがどうの言い出すからおかしくなるのです。裸体の彫像が公共の場にあるのは、なんてのまで問題になるとさすがに腹が立ちます。「童話のお姫さまが美しいと決まっているのは差別につながる」とまで行ってしまいます。
　
　区別と差別の境界線って難しいですね。男性と女性ははっきりと区別されます。一部例外もあるようですが(^_^;)
接触行為、これは相手が嫌がらないと誤解してる場合が多いですね。いや、相手の気持ちを無視して下心ありですか・・これが言葉になると強要行為、上司の権限を悪用して、のケースですかね。侮辱行為は、ちょっと意味合いが違います。セクハラ対象になりますが「接触行為、強要行為は男性にとって魅力ある女性になされるが、侮辱行為はそれ以外の女性を対象とする場合が多い」となります。女性を女性と思っていない場合ですね。

　男女の区別ははっきりとしています。しかし男女均等法でハローワークの求人から性別表示が抜けると、何が平等なのか判らなくなります。男性の職場だった所で女性が活躍するケースは確かに増えてきましたしいい事だと思いますが、これは仕事の内容と経営者の意識の問題であって、募集の性別を明確にするのは差別じゃないでしょう。現在、求人性別を推測するのは仕事内容と給与からですが、ほとんど合ってると思いますし、給与で判る事が問題なんですけどね。差別をなくす為と言いながら、ただ混乱するだけのいい見本です。

　セクハラ行為、セクハラ発言も意識の問題です。保険会社の機関長をやっていた時に「営業員の尻に触って喜ばせるくらいにならんといかん」なんて、本当に支社長に言われました。飲み会で、すぐ女性の肩なんか手を回す同僚もいました。それを告発する女性が出てきたのはいい事です。ただ、乗っかって女性の権利を振り回す連中が、結局「だから、女ってのは・・」と侮辱行為を正当化させる事になってるのじゃないかなぁ・・