物事を考える時は　なにを基準にしますか

生まれたばかりの赤ちゃんは、考えることはできるのでしょうか？これは重要なことだと思います。生まれたばかりの牛は３０分もすれば､立ち上がるのを見たことがあります。本能だといえば､それまでですが､牛は考えたのだと思います。そして、お乳を飲もうとします。本能的なデーターが脳に､初めからあって､それを使ってやはり考えたのだと思います。(この部分は自信ありません。すぐに、訂正することになるかもしれません。に、)

その後､刻々と情報が､入ってきます。目､耳、皮膚から入ってきます。皮膚からの情報が一番早いのではないでしょうか？　所謂、スキンシップです。お腹の中にいるときに、胎教とか言って音楽を聞かせる話を聞いたことがありますから､耳の方が早くから､働いているかもしれません。(この当たりも私の想像です。読み流してください。)

脳にはコンピューターのフォルダーのような部屋があるのでしょうか？　そして、きっと､順序よく、データーが格納されているのでしようね。コンピューターより早くデーターをとりだすところから考えるともっと､高度なシステムなのかもしれません。(データーの並べ替えなどはコンピューターの方がはやいですが)　

こりゃ駄目ですね。全然分かっていません。蓄積されたデーターは新しいのから､古いものまで一杯あるのに､　あることを考えた時に、どのデーターとどのデーターを選択して考えるのでしょうか？　選択の仕方を間違ったら､全く異なった結論が導き出されます。蓄積されていたデーターの量によっても、結論は異なります。このように、考えますと同じ考え方など生まれるわけがありません。考え方があまりにも違う場合は共同生活をしていくことが出来ません。

そこで、どの人も何かを基準にして､考えていることになると思います。

子どもの間は、やはり､家庭・家族の影響が大きいと思います。そして、次は学校でしょうか？　しかし、中学のころになると登校拒否をする子どもが見られるようになるということは、殆ど、自分自身で考えるようになるのではないでしょうか？（申し訳ありません。この当たりも自信が無く､？マークが一杯になります。）

学校と同時に、村・町の掟？続いて、宗教･哲学の影響もうけるでしょうか？　次は会社でしょう。

このような諸々のものが影響しあって、頭の中で、物事を考えることになるのでしょう。ということは､人それぞれ､物事を考える時の基本となるものは、全て、異なることになります。しかし、基本になるもののうち、50パーセントを占めるものは、村の慣習であるとか、宗教であるということはいえると思います。

最後になりましたが、皆さんのものを考える時の基になるものは、知らないうちに、マス・メデイアが占めているのではないかと言う気がしています。

上に、ものを考える時に、基になるもを選び出しまして、青い色をつけました。これらのものが、現在の日本では、悉く、駄目になりつつあるのではないかと思っています。

順番に考えてみようと思います。

�@　家庭・家族

家庭は建物のことではありません。建物の中に家族が2,3人いや5,6人いるから、家庭ではありません。お父さんは会社、お母さんは、主婦、お兄さんは大学、妹は中学生。このような家庭は幾らでもあります。血が繋がっておれば、家族です。しかし、お互いに思いやり､自分のことを少し、犠牲にしてでも尽くすことが無ければ､家族とはいえません。共同で、生活しなければ､家庭とはいえません。それはお前の考えや、どのような形態であれ、家庭だという考えは成り立つでしょう。一週間のうち、家族が一度も一緒に食事すらしないお家（ややこしいが家庭は使わないことにしました）はざらです。仮に、毎晩、夜中の一時に帰宅されるご主人がおられるとします。会社の仕事で。おかしいですよね。毎晩、会社のために､それほど仕事をしないと会社が成り立たないとすれば､会社が間違っています。または、ご本人の能力が無いかどちらかです。　本当に、仕事でしょうか？　私は浮気をしているなどといいません。家庭に帰りたくないのではないでしょうか？　お酒を飲まないとすると飲まない人に遅くまで開いている店などないとお思いでしょう？　私は一杯あると思います。　24時間、開店しているお店へ一度、行かれれば判ります。若い人たちで満員の所もあります。　年配で男一人で、新聞を読んでいる光景も見られるでしょう。その人に聞いたわけではありません。新聞を読むなら､お家で読めばいいのです。家族が寝るのを待っているとしか思えません。そんな馬鹿なと思われるでしょうが､定年を迎えられて､第二の人生を考えておられるなら､私は夜、10時ころから､3時頃まで、喫茶店をされたら、よく儲かると思います。別に､美味しい、コーヒーを出さなくていいのですよ。

話は本筋から､それてしまいました。

どうして、家族がばらばらになるのでしょう。普通に生活するのであれば､生活費は、それ程必要ありません。これでもかと言うほど､テレビ・新聞･雑誌でいろいろのものの広告が入ってきます。金･土の新聞には､重いほどの広告紙が入ります。見なければいいのですが、どうしても見てしまいます。

デジタルカメラの性能には驚かされます。初め､3.5万画素数のカメラを購入しました。高価でしたが､ピンボケ（叱られるかもしれませんが）の写真でも、値打ちがありました。

デジタルカメラは私にとって、どのようなものかを書いてみます。先ず､撮ってすぐ画像が見る事ができますので、気に入らなければ、どんどん消すことが出来ます。最近、イタリアへ行ってきました。例えば、外国へ行ったときに、何でも取れるということです。バスに乗っていますと隣のレーンをトラックが追い越していきます。又は、こちらが追い越していきます。運転手がユニークなんです。外国でやたらと人にカメラを向ければ、失礼に当たり、下手をすると叱られますが､動いている車ですから､叱られる心配がありません。どんどん写します。残念ながら、殆ど、人は写っていなくて、トラックのみという画像もあります。そのような写真はどんどん消せばいいのです。殆どの同行のメンバーは眠っていますが、私は退屈しません。勿論、ビデオカメラで撮れば、解決ですが､ビデオは後で、見るのが大変です。

プリクラを作りました。　写真を遠方と友達にメールに添付して送りました。写真入りの文章を作成しました。普通の写真であれば、写して、一度見ておしまいですが､何度でも楽しめます。

折角、楽しんでいたのに､どんどん性能の良いのが､発売されます。100万画素、200万画素と。ピンボケなど全く、気にしてませんでしたのに､普通のカメラと変わらないといわれると、気になり､とうとう購入しました。買って、旅行に持っていきましたら､１０数枚撮ったら、電池がなくなりました。電池を購入しようとしたら､電池が新しすぎて、店員が始めてみたという感じです。何軒も聞きましたが、地方でしたので、ありませんでした。帰宅してから､購入しようとすると大きな電気店でもなく、取り寄せです。１２００円の電池でした。前はスイッチが入ったままになっていたから､電池が駄目になったのだと思っていたら､やはり、すぐなくなりました。此れでは高価な電池を一杯買って旅行ということになります。そして、どんどん、撮るわけには参りません。そこで、充電器を購入することになりました。１５００円ぐらいで市販されていますが､意地の悪いことが書いてあります。自分会社の充電器を購入しないと、カメラが壊れても知りませんよと。仕方なく､純正部品とやらを購入しました。確か、６５００円であったと思います。

もう､此れぐらいにしておきます。初めのカメラを出した時に、次ノカメラは出来上がっていたのでは、かんぐりたくなるほど早く次の製品が出ました。初めの製品は半額以下で売っています。なんのことはありません。こんなカメラを買わなければ、良かったのです。買ったばかりに幾らでも､お金が要ります。これ以上にひどいのが、コンピューターです。

此れと同じことが、以前に自動車で見られました。幾らでも、動くのに､それどころか調子最高なのに、３年後とに買い換えるということがバブルがはじける前に、日本では行なわれていました。今から思えば､馬鹿げていますが､隣の芝生で､吾も吾もとしていました。今は建設関係が良くないといわれていますが､私には理解できません。ここ５年ほどで､私の家から国道に出るまでに､一本道がありますが､すっかり景色が変わりました。建て変わっていないのは、我が家ぐらいでしょうか？　それなのに、何故建築関係がよくないのでしょうか？　よく分かりませんが､カメラ・自動車・コンピューターを買うために、以前以上に稼ぐために、人は働いておられるのでしょうか？　

それでも、間に合わなければ、主婦も働かなくてはなりません。いや、今の女性はお金のためではなく、外で働くのが、楽しいからですよといわれる方もありますが､日本では主婦の５０％以上の人が働いておられるとどこかで読んだ記憶があります。それが、正しいとすれば、いかに、家庭が楽しくないとの証明のようなものです。まだ、お金の為に働いている方が救われます。

主婦だけではなく、単身赴任というシステムがあります。単身赴任のお家が、家庭の形をなしていないとは言いません。そうならないように､頑張っておられるでしょう。それでも家族と触れ合う時間はどうしても少なくなります。単身赴任でなくても､今度は子どもの方が、塾・習いごとと殆ど、日中いないケースが多いというのは、もう、何年前に聞いた話でしょうか？　現在はそのようなことはなくなったのでしょうか？子どもの習い事が減った分、大人の習い事が増えたのではないでしょうか？

先日、プレーイ・ステーションというゲーム機が売り出されました。私の記憶違いでなければ、１００万台売れました。という事は､今日は天気が良いのに、一人で､部屋の中で１００万人の若者がキーボードを叩いていることでしょう。（キーボードなど付いてないか）

それの何処が悪いのか？　それぞれ､好きなことをして悪いことは一つもありません。昔は家が狭くて、好きなことすら､特に大きな音をだすようなことはできませんでした。それだけ、幸せになったのです。

幸せに、皆、ばらばらで、２０年間過ごして、子供達は結婚して、孫を連れて帰って、この当たりは､昔とかわりが無いと思います。　しかし、親が８０歳、子供達が60〜６５歳になったとき､親のほうは、さて、面倒を見て貰おうとなったとき､子どもは見ようと思っても､親の面倒をみることは、出来ません。２０歳も離れていては、価値観が違い、４０年も親と離れて生活していたのです。そこで、初めの２０年が（子ども時代）、最も、影響します。ばらばらで生活していましたから､あまり、親に世話になった記憶がありません。家で商売でもして、親の姿をみて育ったのであれば､世話になった実感はありますが､お金は､お父さんが稼いでいたと頭で考えることが出来ても､親が稼いでいたことがよく理解することは出来ないと思います。

そのようにして、育った者が、寝たきりの両親の世話など出来ません。ほかに、兄弟がいなければ､解決です。自分がしなければ、なりませんから。兄弟が大勢おれば、皆で、分担すれば、楽ですが､多いほど、いがみ合いがあり、その本人に連れ添いが必ず、いまして、崩壊という過程をとることになります。そこで、それを救うために、４月１日から介護法が施行されます。また、難題が生じることになりますが､救われる人が一杯おられることも確かです。

こんな調子で書いていると、全てのことが関係あります。一つずつ、考えていたのではにっちもさっちもいかないようになっているのが、『現在の日本』です。

前に書きました『デジタルカメラ』を作っているのも　『現在の日本』です。こちらは、技術的には、将来も心配ないのですが､あまり、進歩が早いと、その為に、従業員も寝もしないで、働くという弊害が生まれ､全員、心の病という方向へ進みます。