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やっぱりあなたは間違っている ≪平成12年3月16日 メールにて受信)≫ 突然すいません。やっぱり横山ノック氏の肩を持つあなたは間違っています。私は男ですがセクハラに苦しむ女性を知っています。それが原因で精神疾患にかかる人も数知れずいます。告訴するにしてもしないにしても多大なる苦痛を味わいます。まして相手が大阪府知事であった場合、その心痛ははかりしれません。おそらく家族からも「告訴はするな」と言われたでしょう。しかし、悪は悪として勇気を持って告訴した女子大生を私は認めてあげたい。「金額が」と言う問題ではない。たとえ一生かかっても使い切れない金額をもらったとしても、「セクハラ訴訟で生活してる」という事実は大衆の好奇の目を引きます。この事件は、政治家という職業を持つ人間のモラル・マスコミのモラルなど多くの問題をはらんでいます。簡単に「真剣に訴訟したければ名前を出せ」等と言って欲しくはないです。
編集者からメッセージＨ12.03.17 メール有難うございました。いろいろの立場の方のご意見が聞けることが、インターネットの魅力です。メールアドレスを掲載して宜しければ、そのようにメールを頂きたく思います。そうすれば、読者の方が、直接あなたにメールを送ることが出来ます。 「真剣に訴訟したければ名前を出せ」等と言って欲しくはないです。とのことですが、もう一度、お読みください。私は当然、氏名は必要ないと思います。しかし、｢ノック氏が謝っても｣刑事裁判をすると言っておられます。私の頭には、横山やすしさんが、さんざんメディアに叩かれて、死んでいかれた姿が思い出されます。ノック氏の場合もきっと、そうなるでしょう。一人の人間を抹殺しようと思われるのであれば、名前をだしてされるべきだと思います。 今日の朝刊に、吹田税務署の副所長のセクハラが大きく取り上げられています。56歳です。きっと、家に同じぐらいの年頃の娘さんがおられるでしょう。それでも、触ってしまうのです。何故なのかということを小説や百人一首の中のなかから探ろうと思いました。読んでいただけたでしょうか。 恋の為に、遠いソ連の地にまでいかれた方がありました。そのエネルギーはなんだと考える時、大恋愛の経験のある人でもわからないのではないでしょうか？ セクハラをした人を首にするだけでなく、その人の考え方や家庭での状態･職場での様子を聞き取り、再発の参考にしなければ、セクハラはなくならないと思います。 話はかわりますが、昔、教科書で目の悪い人と象の話を読んだように思います。この話は、私の生涯に、常に登場してきますのでお聞きください。こんなことが教科書にでたら、現在でしたら、大問題です。障害者を馬鹿にしてといっぺんに槍玉にあげられます。 4人の目の悪い人が、はじめて、象を触る機会を得ます。胴を触った人、尻尾を引っ張った人、鼻を触った人、脚をなでた人。それぞれの人に象とはどんな動物ですかと聞いたら、脚を触った人は、大木のようなものだといいました。（以下省略）みんな違うものに捉えたという話です。正確に象を表現した人はいなかったのですが、みんな正しかったということです。これを教科書に載せた意図はどのようなものであったか知りませんが、私の頭から離れません。 10年前に私は家族四人で、富士山に登ってきました。誰でも誉める日本代表の山ですが、8月27日という時期が悪かったのも手伝って、二人は脱落、私はガスで１０メートル先も見えない頂上に登ってきました。延々と続く石ころばかりの山、なんと汚い山だろうと思ったものです。その5年前に、富士山を一周する旅行に行きました。残念ながら、富士山はその姿をろくろく見せてくれませんでした。本当の富士山の姿を知っている人はどれだけおられるでしょう。 常に、物を見るときは、いろいろの角度から見るようにしています。ノック氏の事件は、正式にはノック氏が間違いなくセクハラをしたということにはなっていません。正式に決まるまでは、犯罪者扱いは間違っていると思います。私はノック氏と全く、面識もありません。一度足りとも、漫才を聞きに言ったこともありません。従いまして、応援はしていますが、肩などは持っていません。 |
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