ノックさんは「おさわりの常習犯」であった。ということがわかった。
「おさわり」は、場所と情況、相手をよく見て行なうべしであることを、今回の裁判は教えた。
　ノックさんはかなりのスケベである。それもわかった。でも、しかし、おじさんはノックさんに同情するよ。一人の男として。

　訴えた「女子大生」は、どんな女性だったのだろう、と思う。写真も公表されていないから、想像ができない。しかし、かなりのスケベ男であるノックさんが、この女性なら「まさか訴えたりしない」、「こいつとは遊べる」、「いくら過激に触っても大丈夫」だ、泣き出しもしなかったし、たいした拒否もしなかったから、過激になおさわりをやった。ということであろう。
大概の男は、ノックさんのように女性を見る眼がないため、おさわりができない。だから、おじさんたちとしては、うらやましいのです。

　触られているとき、手で払いのけることができなかったって、本当か？
今時の若い女性はそんなに腕力が無いのか？　本当にいやだったら、体を九の字にしても、蹴飛ばしても、暴れても、声を出してもいいじゃないか。そうしないで、翌朝は告訴した。　やっぱり信じれないだな。おじさんとしては。

　やっぱりおじさんには、ノックさんの女性を見る眼は狂っていなかった、と思う。ノックさんのおさわりが成功したのだから。そして、そんなに変でもなく夕方別れた、というではないか。だけど、翌朝一番で告訴した。

失礼ながら、ひとこと言わせてもらうよ。全国のおじさんたちが言いたいこと。それは「そのあと何があった？」、「その前から、なにかあったのとちゃうか？」と思っている。誰もが。でも、ふつうはそれを口に出さない。　

最近の新聞では、「30分も触られ、声もあげられなかった」、「精神的なトラウマから立ち直れない」だって、失礼ながらほんとうだろうか？

　ほんとうだろうか？　ふつうの女子大生諸君に聞きたいのだ。こんなことってあるんか？　ここは日本、アメリカじゃない。ところで大阪の女性は、そんななんか？　触られても、そのときは黙っていて、翌日の早朝一番には告訴する。まっこと恐ろしかおなごじゃな！　大阪の女子大生は。

　ノックさんの復帰を願っている、負けるなノックさん。　このままでは、全国の女性を見る目があると信じていたおじさんたちが、自信喪失してしまいそう。不真面目な男女、遊び上手な男も女たちはどういっているんじゃろ？　
世の中、リストラ、倒産、無能な政治家、利益誘導、暴力団、警察・官僚の不祥事、どれ一つとってもぎすぎすしていて、たまったもんじゃない。せめてノックさんの裁判くらい、粋なはからいを期待したのだが。裁判官の石頭め。

　それに、おじさんとしては、今までは、かわいい顔して、ひらひら舞い上がっているおなごたちの見せるための洋服や化粧、髪型、サンダル、明日から見てやらない。そうなると、通勤途中の目のやり場がこれまた一苦労ということになる。つまんないな、まったく。

　おじさんは、十代の若いおなごが、おすまししながらわがままいっぱいに振舞う姿に、ときにはほほえましいな、とさえ考えていたのだが。残念だな。全国の女性は、ほんまのところはどう考えているんだ。

関心さえないか？　
どうも割り切れない。このままでは消化不良を起こしそうだ。

それにしても、ノックさんは紛らわしいことをしてくれたもんだ。
これからは、おじさんたちも十分注意して、ですか。
知るかい。べらぼうめ！

埼玉在住、都内勤めのふつうのおじさんより。