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ノックをセクハラの罠に陥れた女子大生

 

                       (としやさん 49歳 male 北海道)
 
 ノック・セクハラ事件というのは、ノックの側をいくら見ても、理解できない。ただ男はじじいになっても金や権力を使ってでも若い女に手を出す、といった程度の理解(?)だ。だが、ノックのセクハラで被害を受けたという女子大生の方を、ちゃんと見れば、この事件の真相が見えてくる。
 つまり、日本で「セクハラ禁止法」が発行した99年4月、そのジャストのタイミングを、その女子大生は狙ったのだ。つまり、皆が、セクハラ禁止法によって摘発されるべきエロ男の摘発事例を、待望していたのだ。
 その女子大生は、そのタイミングを狙って、ノックに目を付けたわけさ。無名の男をセクハラ男と告発しても、社会は相手にしてくれない。有名な男を狙わなきゃ、話題にならない。しかし自民党や民主党や社民党などの有名男性たちは、ガード(防備)が堅い。ガードが薄くて、ほとんど無防備で、しかも有名男性で話題になるとなると、ノックのような庶民派の人、庶民派だから庶民・民衆に無防備な人を、狙うしかない。
 このノック・セクハラ事件で、その女子大生のお嬢ちゃんが卑怯なのは、卑劣なのは、庶民派なるが故に庶民・民衆に無防備な人を、狙ったことにある。そしてこの事件で、もう庶民派の人が知事や国会議員になることはなくなってしまうだろう。
 横山ノックが、このセクハラの罠の事件で、ショックなのは、つまり、庶民派が無条件に信じてきた庶民・民衆との信頼を、この女子大生はそれを利用して、庶民派の人を陥しいれた。こんなことをされちゃあ、庶民派なんて、やってられないよね。
 
 この女子大生のお嬢ちゃんが、有名男性をセクハラの罠の攻撃で陥しいれることができると思うようになったのは、
(1)アメリカのクリントン大統領の研修生モ二カ・ルインスキーとの不倫事件で、仲間・味方のフリをして近づいて、思わせぶりをすれば男は簡単に引っかかる、ということ。
(2)野村サチヨを浅香ミツヨが、被害者のフリを演技しながら、あることないことスキャンダル攻撃して、民放TVの視聴率かせぎに荷担したように、そのように演じれば演技すれば世間なんて見せ掛けで騙せる、ということ。
(3)そして「セクハラ禁止法」が日本で発行した、皆が、その最初の代表的事例を待望している、その皆の潜在願望に、すぐに応えてやれば、皆が自分の方に荷担する、ということなのだ。
 
 この女子大生の狙いは、狙い打ちの通りになった。タイミングが、ジャストだったわけよ。だから、女性弁護士たちが大挙してさっと女子大生の側に付いた、マスコミも時の話題として乗った、ついには裁判所も時流に添った判決を下した。
 なんとも、嫌な、嫌らしい、日本的な事件だったよね。
 
           Eメールあて先   toshiya@office-kodaira.com

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