無題

平成１２年４月２８日

横山ノック知事の一連の騒動が終焉したかのように静かになりました。しかし、心ある横山ノック知事の一連の騒動が終焉したかのように静かになりました。しかし、心ある人達の心には大きな疑問が残ってしまったようです。
どうも今回のセクハラ事件は、いくつかの思いこみと誤解が錯綜した悪意を感じざるを得ません。前知事がセクハラ事件を起こしたとの報道がされた時、多くの国民は”横山ノックだったらするだろう”と感じた事でしょう。また、”普通だったら自分の恥となってしまうような事で告訴なんてしない”と思いこんでいるので、セクハラがあった事はその時点から事実となりました。おそらく裁判もそれを前提として進むでしょうし、被害者の女性がセクハラを受けた事実を証明する以上に、前知事は何もしなかった事を証明する事は困難です。また、このような裁判は第二のレイプと言われる程、被害者は被告側弁護士からの尋問に証言しなくてはならなくなり、逆にその被害者の辛さを巧妙に表現する事により、裁判官の心証は被害者側に傾く事になります。いわゆる性的裁判で男性側が殆ど勝てない原因はここにもあります。

しかし、同じ思いこみだったら何故、”長く代議士を勤めてきた氏が莫迦な事をする訳がない。ましてや、事件のあったとされるのは選挙日の前ではないか”と、思わないのだろうか？このような事犯の時に正義の使者の如く、必ず被害者側の代弁者となる大新聞があります。その大新聞のポリシーが「反体制こそ正義」と言わんばかりです。一般的な評価もそのポリシー通りとなっており、あたかも思想統制に近いほど恣意的な悪意に満ちた記事を見掛ける事があります。

そこで、一つの可能性として冷静に考えて欲しい。
仮に、前知事がセクハラを起こしてなかったら、客観的に冷静に判断できる弁護士を擁していたとしたら、告訴されたらどうするかを。弁護士は、無実を証明する事の難しさを知事に説明して、”将来のために謙虚に認る”事を勧めるはずである。
ノック氏も政治家を辞めてお笑いの世界に戻ったら、その忌まわしき前歴は”肥やし”になると判断してもおかしくない。あとは当面の裁判で少しでも量刑を軽くする作戦を採るはずである。
今までの一連の流れを見ると、選挙の先日にこのような事件が起こるものとして、被害者と被害者側代理人及びその立案者はプランが出来上がり準備してあったと思われても不思議ではないほどの準備の良さである。

それと最近の大阪を中心とした近畿一円にはきな臭い話が起こりつつある。それは数兆円に及ぶ国民の税金がある特殊な法人に使われるのだが、その使われる先が我が国の国民のためでなく、我が国と国交のない国のために使われる事が大問題なのだ。前知事はその法人の認可権者が知事であったため、その問題に特に注目して対応策を講じようとしていた矢先であった。その問題については、前述の大新聞を始め、殆どのマスコミが触れようとしない。一部のマイナーな雑誌（コリアン・レポート）が掲載しているだけである。私が見る限り、前知事は某国の日本出張所の組織にはめられたと思えてならない。その出張所は我が国でも大圧力団体で、先日の石原東京都知事の”三国人”発言の時も真っ先に論調を発表した。前述の大新聞がかねてから、この組織の影響を受ける事が多く、及び腰に記事が追随しただけである。

以上のような悪意に基づく事件ならば、横山知事は謀略により知事の座を追われた事になる。しかし私は気の毒とは思わない。政治家たるもの、心して事に当たらねばならず、陰謀にはめられるのも資質の欠如によるからである。
つまり、”横山ノックだったら、やりかねない”と国民に思わせてしまった事である。石原都知事には通用しない手法である。石原氏だったら、青嵐会出身なのだから、戦後５０年経っても、戦争責任から逃れられない国民の気持ち、マスコミの意識を逆撫でる手法を採用するだろう。

私は皆さんに言いたい事は、「物事を見る時は本質をみて、本質を捉えた言葉で表現する」ように努めて戴きたい。

鈴木

（最後の行の青色・太線は編集者により変更しました。文章はそのままです

）

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