宋書には、「武」の先祖の「讃」「珍」「済」「興」も使者を派遣した記述があり、これらの人物合計が倭の五王です。
倭の五王の系図と、天皇の系図とは全く符合しません。しかし、殆どの人は、倭の五王は、五人の天皇だと考えておられます。古事記は、天皇の系図をのべることを重点にしていますが、どの天皇も宋に使者を派遣した記述はありません。苗族の朝廷が、漢族の王朝に使者を派遣するようなことはあり得ないと思います。苗族の人は、現在でも、中国では特別自治区とされて生活しています。

天皇の祖先は、誰であったかは、古事記に書かれました。天武天皇の御代に、天皇の歴史が、勝手に書き換えられているので、正しく改めるために、天武天皇が古事記を編纂するように、太安万侶に命令しました。
古事記は、712年に完成しましたが、100年ぐらいしてから、それが人の目に触れたことが、813年に書かれた「弘仁私記」http://www.geocities.jp/yasuko8787/o-060.htm
原文　http://applepig.idv.tw/kuon/furu/text/syoki/siki/kounin/kouninsiki01.htm

によって知ることができます。　それまでは、日本の歴史の正史は、日本書記とされていました故に、古事記は偽物であるとされましたが、江戸時代の本居宣長の生涯をかけた研究により、古事記が正しいとされました。しかし、その後の多くの人の研究により、偽物とはされていませんが、日本書紀の方が正しいとされています。
天皇の先祖は、古事記にも日本書紀にも書かれていますが、この部分は、神話とされて実際のことではないとされています。ここに書かれている人の名前(神の名前)をあげますと、イザナギ、イザナミ、アマテラス、スサノオ、ツキヨミがあります。この中で、特にアマテラスが天皇家の先祖の神(皇祖神)とされて、伊勢神宮をはじめとして、全国に祀られています。
これらの人は、全員、歴史に流されて日本に亡命してきた人たちです。
「やってきた人たち」http://homepage1.nifty.com/o-mino/page107.html　に書いた人は、亡命者ばかりではありませんが、私の覚書です。

これらの人たちは、はじめに隠岐の島へやってきました。
「隠岐島と三貴人」http://homepage1.nifty.com/o-mino/page1234.html
「隠岐島へやってきた人達」http://homepage1.nifty.com/o-mino/page1122.html

その後、ヒルゼン高原に全員移動していったことを書いています。アマテラスは、その後、苗族を日本に呼び寄せ、全国に、稲作を広めます。広まったところでは、アマテラスを祭った神社が残りました。http://homepage1.nifty.com/o-mino/page502.html
その様子は、「日本大好き」のNo173の「日本の弥生時代」よりNo181「雲南から渡来した苗族」http://homepage1.nifty.com/o-mino/page1352.html に書いています。
この後、イザナギは、自分は、滋賀県の近江八幡の多賀に移動し、アマテラスは丹後に移動します。
　その後、ずっと後の世になって、神武天皇も苗族を導入します。それは、全国の神武天皇を祭る分布を調べますと、http://homepage1.nifty.com/o-mino/page311.html　推察することが可能になります。
確たる根拠はありませんが、「田」の字がつく地名と「福」の字がつく地名の分布の多さから考えますと、100万人ぐらいの苗族がやってきたのではないか。そして、その人たちが、現在の日本人の元になったのではと思っていましたが、
　今では、現在の日本人は、苗族の人は3割、中国人の人は、4割、朝鮮人やユダヤ人の人は、2割と思って楽しんでいます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

タイトルのことを書こうと思っていましたが、「苗族の朝廷が、漢族の王朝に使者を派遣するようなことはあり得ないと思います」と書いてしまいました。書いたものの、「苗族の朝廷」のことは、どこに書いたかなと探しましたが、見つかりません。あちこちで少しずつ書いていましたので、リンク先を書きましたが、止めにすることにします。
　
私たち日本人のルーツでは、紀元前まででは、苗族の人が大半ですが、その後、6〜7世紀までの間に、朝鮮・中国人が多くを占めるようになったと思っています。こうした話は、別の機会に書くこととしまして、次回、改めて倭の五王が、朝鮮征伐をしたことを書こうと思います。

私の頭混乱の巻でした。