広島県廿日市　高尾山遺跡　　　廿日市市のホームページより

　　　　　　　　　　高尾山遺跡は上平良の極楽寺山から南に伸びる舌状尾根上(標高２６０〜２６７m)にあり、平良地区及び広島湾

　　　　　　　　　　一帯が俯瞰できる高所に位置する。大量の弥生土器を採集する。

　　　　　　　　　　土器片の分布範囲は判明しているだけでも南北約200mの範囲の西斜面にみられる。　　　

　　　　　　　　　　採集した土器や試掘で出土した土器には壷、甕、鉢、碗、噐台型土器や糸を紡ぐ紡錘車（はずみ車）などがみられる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高尾山遺跡の出土器

　　　　　　　　　　高尾山遺跡の周辺には、多くの高地性集落が見られる。

　　　　　　　　　　堤上遺跡・広池山１号遺跡・広池山２号遺跡・上広池遺跡・河野原１号遺跡・河野原２号遺跡・河野原３号遺跡・

　　　　　　　　　　河野原４号遺跡・河野原５号遺跡・長尾山遺跡・丸小山遺跡・黒岩遺跡・長野(風呂谷)遺跡・長橋遺跡・長谷遺跡・

　　　　　　　　　　長谷１号遺跡・寺ケ迫遺跡・寺ケ迫２号遺跡・東岡迫遺跡・国実遺跡・杉之谷遺跡・極楽寺山２３丁遺跡・北山遺跡・

　　　　　　　　　　ごごろ山遺跡・王子山遺跡・大平遺跡・泰蘭寺遺跡・桃山遺跡・鎮神原遺跡・大幸貝塚・長尾貝塚・宮迫貝塚

　　　　　　　　　　上記の遺跡分布図は、廿日市の埋蔵文化財の資料に見ることができる。

　　　　　　　　　どうして、ここに沢山の高地性集落が作られたのか？　大きな課題である。

兵庫県芦屋市三條町　　会下山遺跡

　　　　　　　　標高200mにある弥生時代の集落跡（高地性集落）。数軒分の住居跡と祭祀場跡・墓地・ゴミ捨て場・火たき場跡など

　　　　　　　　　の付属施設も備えています。発掘されたもの・日常容器である弥生土器や生活道具の石器類（石鏃・石錘・石斧

　　　　　　　　　など）とともに、石弾などの武器類や青銅器・鉄器も発見。

　　　　　　　　　青銅製の「漢式三翼鏃」あり。