兵庫・中町全般データー

中町は、兵庫県のほぼ中央で、北播膚地方の北部に位置する。南へは県庁所在地の神戸市まで直線距離で約50km、北へは日本海側の城崎町まで約70㎞の位置にある。東西約8㎞、南北約11kmで、面積,42.28k㎡を保有する。
行政境は、北は多可郡加美町・丹波市山南町に、東は多可郡黒田庄町に、西は多可郡八千代町に、南は西脇市に接している。'全体が北高南低の地形で、町の周囲は山塊に囲まれ、その中央部を加古川の支流である杉原川(総延長31.455㎞)が北西から南東に貫流し、まとまりのよい谷底盆:地を形成している。
町内の主たる平野は、この杉原川によって中町北部平野、中町中央平野、中町安田平野の3つに大きく区分できる。この平野部をとりまく山塊は西側では山腹が緩斜面であるのに際して、東側では急斜面が続く崖を呈している。
中町のシンボルである妙見山は町内の北端に活臨する。標高692.6mでその頂上からは気象状況次第で遠くは瀬戸内海や淡路島を望めることもある。気候は瀬戸内型に属するものの、地理的な要閃から冬季と夏季の気混格差がやや大きく、内陸的な様相を呈する。

中町の人口は平成17(2005)年3月現在で11,777人、世帯数は3.624世帯である。
町制を実施した大正13(1924)年当時の人口は約8.900人で、以後微増の状態が続いていたが、太平洋戦争後に繊維産業「播州織」が復興発展し、西日本各地から若い女子従業員が流入した。その結果人口増加が顕著となり、昭和35年には過去最高の12.894人を紀録した。その後は12,000人前後で停滞状態が続いている。　　　　　　　　　　　　　　中町発行　〔牧野・町西遺跡Ⅲより抜粋〕