高度医療　　着床前診断実施
《着床前診断実施》と大きな見出しで、新聞に報道されました。
これは、病気になる前の段階ですから、医療にはならないでしょうか？　

医療費があまりにも増え、国民年金制度の崩壊が問題になっていますが、是についで、国民健康保険制度の破綻も確実なものとなると思われます。このような面からも、医療を考える時、病気にならないようにすることも、医療に含まれるかもしれません。

神戸市の医師は、このような観点から着床前診断実施されたようには思えません。この医師は新聞報道では、「全ての女性を幸せにしたい。すべての女性は幸せになる権利がある。」と述べています。ホームページに、「当院では染色体異常の有無を診断できる」と書いていたものを削除し、「検査を受けない場合、中絶を選択せざるを得ない状態が放置されていることは残念だ」と書き換えた。
確かかどうか判りませんが、診断料は、20万円であった。

これだけ知るだけで、私はこの医師は、着床前診断実施を収入を増やすために実行したと思いました。この技術は、確立した以上止めることは出来ないでしょう。時代とともに、認める方向に進むと思われます。
２０万円支払うことの出来る人は、恩恵を受けることは出来ますが、できない人は、大勢出ることになります。同じ、高度医療でも、心臓を取り替えるのに、3000万円出せば長く生きることができると判っていても、私など100％出せませんから、まあ手術をしなくても良いと思うことが出来ます。20万円で、難病を持つ子供が生れるかどうか判るのであれば、検査をしなくて難病を持つ子供がうまれたら、親の責任になります。
女性ばかり生れて、離婚になることもあります。こうなると、性別を知ることは、病気をの可能性を知る以上に大切になります。

着床前診断は、知っておられますか？　そういう私は知りませんので、調べて見ました。
【　診断は、受精卵が四−八個の細胞に分裂した段階で、一−二個の細胞を採取し遺伝子を検査。異常がなければ、子宮に入れて出産させる。】
これは、２００４年1月21日に、慶応大学が、着床前診断をしたいと日本産科婦人科学会に申請したことを報道した新聞に書かれていた文章です。といいます。受精卵は、刻々と分裂して先ず、二つの細胞になります。数分後？　に、4つに分割された細胞になります。また、数分後？に、8つに分裂した細胞になります。この時に、検査をするというのです。
ということは、体外受精といって、卵と精子を医師が採取して、混ぜて(受精させて)、数分後に検査をするということです。子供がどうしても生れない人にする検査です。ところが、一生涯治癒しない難病を持った子供が生れないようにするには、子供がほしい夫婦は、体外受精にすればいいことになります。普通に妊娠した場合は、全て堕胎をして、体外受精にすれば、安全です。
変なことになりますね。子供は、神からの授かりものは通用しなくなります。産婦人科の医師が作るか作らないかを決定することになります。
この医師は、外国では、簡単に行われているのに、日本では産婦人科学会が認めていないのはおかしいと云っています。外国がしていることは、基準になりません。
儲かる話は、止めることは出来ません。　　　　　これから世の中は・・・。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成16年2月5日