今風に言えば、高天原へ各地から代表が集まり、実行委員が選出され、祝詞村に住んでいた天児屋根命が、祝詞をあげ、徳山にすんでいた天手力男神が岩をこじ開け、藤森の天宇受売命は裸踊りをしたということでしょう。
速須佐之男命は、高天原から追放と決定した。
合議制がこのときに出来た。
日本書紀の神の名前は、古事記と同じヨミカタをするのに、何故か、漢字は殆ど異なります。上に並べて見ましたが、天児屋根命と天照大神が同じです。同じにする理由があったはずです。
天児屋根命は、「中臣連氏の遠祖」であると断ってあるのが、関係あるのでしょうか? 太玉命も忌部氏の祖先であると断ってあります。
天の岩戸事件に集まった神々
速須佐之男命の狼藉によって、身の危険を感じた天照大神は、天岩戸に籠ってしまいます。
よって、高天原は、真っ暗になってしまいます。八百万の神々が集い、天照大神にもう一度
戻ってもらうように、思索をめぐらし、
1〜7の神の力で、岩戸を開けることに成功します。
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神の名前 |
岩戸前での役割 |
祀られている神社 |
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日本書紀 |
| 1 |
思金神 |
長鳴き鶏を集めて鳴かせる |
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思兼神 |
| 2 |
伊斯許理度売命 |
鉄の鏡を作る(天津麻羅協力) |
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石凝姥 |
| 3 |
玉祖命 |
八尺の勾玉を作る |
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豊玉(?) |
| 4 |
天児屋根命 |
祝詞をあげる･鏡を持つ |
茅部神社 |
徳山神社 |
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天児屋根命 |
| 5 |
布刀玉命 |
白と青の布を枝に垂らす |
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太玉命 |
| 6 |
天手力男神 |
少し開いた岩戸をこじ開ける |
徳山神社 |
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手力雄神 |
| 7 |
天宇受売命 |
タライの上で、裸で踊る |
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建部神社 |
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天鈿女命 |
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| 8 |
天照大神 |
岩戸に隠れる |
福田神社 |
茅部神社 |
徳山神社 |
天照大神 |
| 9 |
速須佐之男命 |
高天原から追放する |
福田神社 |
長田神社 |
茅部神社 |
素戔鳴尊 |
